今だからこそ知ってほしい念仏宗の魅力

今だからこそ知ってほしい念仏宗の魅力

ここ数年、仏教がにわかに注目されています。
(断捨離)がブームになったり、お坊さんがバラエティ番組に出たりするなど、「仏教って何?」ということが関心の的になりつつあります。
しかしその一方で、無縁仏や直葬の増加など、仏教離れを感じさせる社会問題が次々に取り沙汰されています。
一体、このギャップは何だろう?日本人と仏教のリアルな距離感を知るためにいろいろと調べたところ、たどり着いたのが念仏宗というキーワードです。
念仏宗というと耳慣れない印象ですが、大ざっぱに言うと仏教の流派のひとつです。
お坊さん=念仏、というイメージがあるかもしれませんが、実は念仏を唱えるのはかぎられた宗派であって、その宗派のことを念仏宗というのです。
具体的な宗派としては浄土宗、浄土真宗、時宗などがふくまれ、念仏を唱えることで救済されると説いています。
耳慣れなかった念仏宗というワードが少しは身近に感じられたでしょうか。
次ページからは、各宗派の細かい違いや仏教の基本について説明していきます。

いろいろあるぞ!念仏宗

ひと口に念仏宗といっても、そのなかでさまざまな違いがあります。
まずは、浄土宗。
西暦1175年に法然上人によって開かれた浄土宗は、阿弥陀如来を信仰の祖とする念仏宗です。
南無阿弥陀仏と日頃から唱えれば極楽浄土にのぼれると説く浄土宗は、最もわかりやすい仏教のかたちかもしれません。
ちなみに、南無阿弥陀仏とは(阿弥陀様、どうかよろしくお願いします)という意味で、阿弥陀如来によってすべてが救われるという考え方を他力の教えと呼んでいます。
次に、浄土真宗です。
浄土真宗は、法然上人の弟子ともいえる親鸞聖人によって開かれました。
法然上人の教えを受け継いでいるので、信仰の対象は浄土宗と変わりません。
ただ、浄土真宗では「大無量寿経(だいむりょうじゅきょう)」、「観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)」、「阿弥陀経」の3つを基礎に置き、念仏の大切さを熱心に説いています。
親鸞聖人の教えを受け継ぎ、より普遍的なものへと発展させたのが蓮如上人です。
1274年に一遍上人によって開かれた時宗もまた、阿弥陀如来を信仰の基礎とする念仏宗です。
どうして同じ阿弥陀様を拝むのにいくつもの宗派があるの?と疑問に思う方もいるでしょう。
宗派は、言ってみれば考え方です。
浄土宗から時宗までは、ちょうど100年もの開きがあります。
念仏宗への入会方法を調べる
人々の価値観が時代によって変化していくように、仏教の考え方もその時々にあわせて少しずつマイナーチェンジしていくのです。
とっつきにくい念仏宗も、近づいてみれば、何もこわくありません。
次のページではもう少しだけ、仏教の世界にせまってみましょう。