引張力以外のグラウンドアンカー技術例

引張力以外のグラウンドアンカー技術例

グラウンドアンカー工事は、本来は引張力を駆使して構造物を保持する目的であるが、それ以外にも用途が多い。

それは、大地深くに存在する水脈などの調査や試験だ。

項目としては、エンパソル…地盤の分類、硬軟の測定。や、土壌及び地下水の汚染状況調査解析。

崩壊斜面などに施工したアンカー既設工事の調査管理、補修、また、ハイジュールネット工法と言って、山の斜面から道路に落石の危険が予想される特定の区間に強靭なネットを敷設し、アンカーボルトを打ち込んで施工する「落石防止」の措置なども行う。

この工事に関連して、崩土面にアンカーボルトで固定した強靭なワイヤーネットを張り、その上に特殊コンクリートを吹き付ける工事があるが、ここでもグラウンドアンカーの技術が生かされている。

吹きつけ場所が道路に面していれば問題ないが、遠くの山斜面崩壊現場などでは、ネット設置は可能だがコンクリート吹きつけは困難を極める。

ここで遠方までコンクリートを高圧ポンプ圧送する技術が必要になる。

これを難なくやってのけるのもグラウンドアンカーの技術力なのだ。