一般に聞き慣れないグラウンドアンカーとは

一般に聞き慣れないグラウンドアンカーとは

グラウンドアンカーとは、簡単に言って、キャンプなどの際、屋外にテントを張る時テントが風などで倒壊するのを防ぐため金属性の固定杭を打つことと同じ原理で、地表面の構造物を固定することである。

この工法は特殊技術が要求されるため業者は当該機関の行う検定試験に合格する必要がある。

現在日本での正式業者は136社が認定基準に合格している。

この工法は1950年ヨーロッパで開発されたもので、わが国ではそれから10年ほど経た60年代から行われるようになった。

都市の近代化に伴い超高層建造物建設が当たり前になった今、この工法はなくてはならないものとなっている。

施工箇所としては、巨大スタジアム・5万人収容できる大競技場・高層ビル・大橋架橋、更には地下水開発や地質調査などだ。

アンカーとは錨の意味で、文字通り物体をしっかり固定すること。

つまり、グラウンド(地面)深くアンカー(錨)を下ろし地表の構造物を固定することを「グラウンドアンカー」と言う。

グラウンドアンカーの施工事例

グラウンドアンカー施工例を大別すると、1、斜面の安定…これは、道路新設や宅地造成工事等で山を切り開いた「のり面」の地すべり防止の際に行われるもので、切り取った部分にコンクリートなどで覆いを掛けるが、その覆いが斜面に固着するよう頑強な地盤まで特殊なワイヤーで引っ張り、のり面の構造物を固定する工法。

易しく言うと、大凧を数十人の屈強な人が引っ張っている状態を保つこと。

2、高層ビルや鉄塔などを建設する際、それらの基礎と大地深くにある頑強な地盤との間にアンカーを張り、その引張力で構造物を固定するもの。

これは斜面の安定と同じ原理で、半永久的に保持されるもので、一度施工しておけば構造物撤去まで保持される。

3、これらのように構造物と一体化したものの他に、仮設工事にも施工される。

例えば、山崩れや堤防決壊時、臨時に遮蔽板を設置した時など、本工事完成までの間、工事用の遮蔽板倒壊を防ぐ目的での臨時施工。

この3つが建設、土木部門に於けるグラウンドアンカー施工の大まかなところである。